2020年4月

海外の寒さの厳しい地域では、寒さ対策に重きを置き、工夫されてきました。

マイナス10℃以下の極寒の気候で生活するため、壁や天井に断熱材をたくさん使用し、高断熱・高気密に高める技術が発達してきました。

住宅内の温めた空気を外に逃さないので暖房の効率が良く、体感温度が上がり、薄着で快適に過ごせます。逆に夏も、エアコンで涼しくした空気を外に逃がさないように、さらに外の熱気が室内に入ってこないように、しっかりと保温・保冷します。

非常に高い断熱性能によって、必要最低限の冷暖房エネルギーで家中の空気が適温になります。寒い冬にストーブの前から離れられないことも、暑い夏に汗を流しながら家事をすることも無く快適な暮らしが実現します。

そして温度調節もしやすく、家全体の温度が一定に保たれることで吹き抜けのあるリビングや広いエントランスなど、オープンな間取りも可能になります。

古い建物では、寒い部屋の中で足元にストーブを置いたり、こたつに集まったり、ご自身がいる場所だけを温めようとする局所的な暖房が一般的でした。

しかしそういった環境では様々な健康リスクが潜んでおり、寒い家が引き起こす健康被害は近年多くのメディアでも取り上げられています。

古い建物では暖房器具から離れた場所やトイレ、脱衣所・お風呂などはても寒いため、家の中の温度差で「寒さ」を感じることになります。

「冷えは万病の元」と言う言葉があるように風邪や病気など、身体的負担は計り知れません。

さらに、入浴時に「ヒートショック」と呼ばれる急激な温度差による心臓への負担が原因で亡くなってしまう人の数は年間 19,000 人（交通事故による死者数の約7倍）にものぼります。

しっかりとした断熱性能があれば、
最低限の冷暖房エネルギーだけで
家全体を暖かく維持することができます。

では、冬の死亡増加率が日本で1番低い都道府県はどこだと思われますか？

実は、冬の死亡増加率が日本で1番低い都道府県はなんと、北海道なんです。

理由は寒い地域なので、断熱性能の高い住宅が普及し、冬でも室内は暖かく保たれているため健康被害を受けにくいからです。逆に暖かい気候の県では断熱性の高い住宅が少ないことから健康被害を大きく受けてしまうのです。

高断熱住宅はウイルスに対して強い対抗力を持っています。

空気と健康について調べた有名な研究論（1961 年／ G・J・ハーパー）によると、「室温 22℃、湿度 50%」でインフルエンザなどのウイルス約96% 減らすことができたという研究結果が出ています。

つまり適切に湿度を保った暖かい家では、ウルスが劇的に減り、ご家族が風邪をひきにくくなるということなんです。

実は、煙草をやめるより、断熱気密を改善した方が、手っ取り早く健康になっていくというデータも出ている程、断熱・気密は住環境に欠かせないものなのです。

高気密だと、湿度調整がしやすい

建物の気密性が高いということは、お家の中の空気が外に漏れないということです。

つまりせっかく快適に作り上げた空気をあちこちの隙間から逃してしまうことがないということなんです。

冬は高気密 + 加湿器で室内の湿度を一定にキープ。

さらに夏は高気密 + 除湿機でさらっと快適な空気を維持できます。そして毎日の生活が過ごしやすく健康で快適な環境を保つことができます。

ここまでご覧いただいたように、高断熱の建物は冷暖房の効きも良く、経済的で健康にも良いということが分かります。

これからの時代のお家づくりには必要な技術ばかりです。私たち木久工務店は、お客様ご家族が一生涯にわたり豊かな暮らしを送ることができるよう、常に進化し技術を高め、高性能住宅を造り続けて参ります。

「UA値 0.46」「断熱等級6」

断熱の性能を表す
「UA値」
さらに、
国が段階別に定めている
「断熱等級6」

この性能が
全てを物語っています。

「UA値」というのは数値が小さいほど建物から熱が逃げにくいことを表しています。木久工務店はハイエンドクラス住宅で世界最高峰の断熱数値を達成。

その技術力を活かし、木久工務店の家ではなんと「UA値=0.46」の世界水準を標準にしています。これは国が定めた断熱基準「0.87」を大幅に上回り、なんと約 2 倍の断熱性能を持っています。

さらにZEH（ ゼロ・エネルギー・ハウス）を超え、ほぼエネルギーを使わない住宅へと性能を引き上げます。ぜひ他社の数値と比べてみてください。

一般的な住宅ではお部屋の数だけ
エアコンが必要です。
（4LDKなら5台必要とされています）
各部屋を仕切り、
それぞれの部屋で冷暖房を
使用する必要があります。

木久工務店の「断熱"極"」（UA値 0.46）なら冷暖房の効きが驚くほど良く、なんと14畳用のエアコン 1台で全館空調が実現します。

冬は1Fのエアコンを稼働し（暖かい空気は上昇するため）、夏は2Fのエアコンを稼働し（涼しい空気は下降するため）、無駄なく効率よく快適な空気を作ります。

少ないエネルギーで全部屋をまかなえるから光熱費がとてもお得になります。

断熱"極"なら快適な温度を外に逃さないため、一般的な 6畳用のエアコンでも、約20畳*1の広さまで効果を発揮します。

この数字を見れば、いかに断熱が大切かが分かっていただけるのではないでしょうか。

*1

間取りやプランによっては数値が異なります。

木久工務店のお家は気密性も非常に高いため、換気の効率もよくなります。

最先端の換気システムで、熱を失うことなく家中にいつもきれいな空気を取り込み続けます。計画換気がしっかりできている家は除湿・加湿もしやすく、省エネと言えます。

「断熱"極"」は世界基準の断熱性能なので家全体の温度を一定に保てます。

だから吹き抜けのある広い LDKやエントランスのようにオープンな間取りにしても、冷暖房が行き届き家中が快適で過ごしやすくなります。

「H28省エネ基準」（UA値 0.87）レベルのお家だと、吹き抜け構造にすると温めた空気が上に上がっていき、どうしても足元が寒くなってしまうので、注意が必要です。これからのお家づくりは圧倒的に断熱等級6、UA値 0.46の高性能住宅にすることが望ましく、それによって理想的な住まいづくりが実現します。

家族が仲良くなる間取り

「断熱"極"」の住宅は夏も冬も家中が快適な温度に保たれるので、部屋を壁や扉で区切る必要がなくなります。家族みんなが集まる一つの空間に勉強机や書斎を設置したり、趣味を楽しむ空間を作ったり･･･

家族がいつもお互いを感じながら仲良く過ごせる間取りを考えることができます。

広いLDKでも、大開口でも暖かい

開放感のあるオープンな空間や、大開口の窓から明るい太陽を感じられるリビングも思いのまま。高い断熱性能で、冬の冷たい空気や夏の暑い外気温にも影響を受けないので、広い空間にしてさらに窓を大きくとることもできます。光が注ぐリビングで、ご家族と過ごす最高の暮らしを一緒に作ってみませんか？

断熱や設計による工夫で、
住み始めてから発生する費用面、
ランニングコストを大幅に
抑えることができます。

壁、屋根、窓、床下など 全方位を高断熱にすることで、冬は魔法びんのように建物を保温。太陽の光を上手く取り入れながら、最小限の暖房で快適に過ごすことができます。

夏の強い日差しは、軒やひさしで遮ります。また遮断性の高い窓で熱の侵入 をシャットアウト。自然の風が通り抜ける設計の工夫も施します。冷暖房は最小限に、快適な室内を作ることができるんです。

実際にどれくらい安くなるの？

住み始めてからかかり続ける「光熱費」「エアコン買い替え代」「医療費」。2020年に国が定めた推奨基準と比べてもなんと10,500,000円の差になるんです。この分の予算を内装やインテリアに回したり、お子様の教育費に回す方も多くいらっしゃいます。

「断熱"極"」なら、冷暖房の効きがよくなるので光熱費が圧倒的に安くなります。

木久工務店のお家づくり相談会では、お客様の光熱費がどれくらい安くなるかの計算をいっしょに行うことができます。ぜひお気軽にお声掛けください。

また、一般的にエアコンの平均寿命は10年と言われています。木久工務店の「断熱"極"」ならエアコンの必要台数が少なくて済むため買い替え時のコストも大幅削減できます。もちろん一般家庭用のエアコンです。

適温で温度・湿度管理が可能な住宅に暮らすことで健康改善が見込まれ、それによって医療費が安くなることが研究により報告されています。また部屋を移動する際の気温差が原因による心臓への負担、心筋梗塞などが起こるヒートショックなどの健康リスクも大幅に減少します。

飲酒、運動、喫煙、断熱の4つの中で、どれが健康改善への貢献度が高いのかを調査した研究では、どの症状においても、｢断熱｣が最も健康改善に貢献するという結果が出ています。

健康になる理由があります。

このグラフは、暖かいお家に引っ越すことで健康状態がどのように変化したかを調査した結果を表しています。断熱性の高い家に住み替えた人の多くが「のどの痛み」「手足の冷え」「アレルギー」が改善していることが分かります。

UA値 0.46はあくまで平均値であり保証値ではございません。
間取りや仕様により前後する場合がございますので予めご了承くださいませ。